家計簿はパパが主導!?④ ~家計簿のコード化
今回はどのようにして家計簿を書くかというネタです。
巷では、①昔ながらのノート型、②カスタマイズができるスマホアプリ、③クレジットカード型等のツールがあります。
どれを使うかは個人の好みに依りますが、
私がお勧めするのは①ノート型です。
しかもコンビニでも売ってそうな、味気ない100円ノートです。
女性がつけられるなら、キャラもののノートがお勧めです。
数字が羅列されていれば充分であることを知る
家計簿をつける事のゴール、目的はなんでしょうか?
可愛い家計簿でしょうか?綺麗な家計簿でしょうか。
僕が僕なりの答えを出そうとしたら、「情報」と答えます。
なぜ家計簿をつけるかは、「家計の改善」にあると思います。
今の支出を見直して、改善して、家計に余裕を持たせて、より豊かな暮らしをする。
そのために必要なものは、
「支出が収入に見合っているか、使いすぎではないか」の2点が焦点になり、
過去の出来事を綺麗に、可愛いくまとめる必要はありません。
お金は数字であり、絵でもなければ誰かに見せて自慢できるものでもありません。
欲しいのは数字の羅列であり、過去の数字であり、今後の数字です。
テンションを下げない程度に、数字を追う以外に余計な手間は省くことをオススメします。
数字と人格を繋げるキーワードはコード化。
家計は生きています。
生きている人が、生活のためにお金を使うから、そこには人格が生まれます。
しかし、無機質な数字と人格には大きな隔たりがあります。
5W1Hと言われるように、
いつ、だれが、どこで、なんのために、なにを、どのようにしたか。
それを完全に捕捉できれば、人間の行動をほぼ100%トレースできます。
しかし、家計の目的は、
「想定したよりも支出が多かったか、少なかったか」ですので、
5W1Hを網羅する必要はありません。
いつ、だれが、なにに、いくら使ったか が
分かれば問題ないと思います。
クレジットカード管理をする場合は、
「どのように」という決済手段が入りますが、
あとで履歴を見れば分かるのでよしとしましょう。
いつ、いくら使ったかは数字で表現できますが、
誰が、何に使ったかを示す数字はありません。
だから、コードという数字を使います。
具体例を挙げます。私がつけている家計簿です。
10月28日にイ●ンで食料品5,000円、フードコートで2,000円を消費した場合です。
手間を省くルールとして、1レシート1件としてください。
細かく分けてしまうと、簡便さが損なわれます。
【食料品の場合】
日付コード:28(単純に日付を記載)
帰属コード:1(家族で使ったもの)
支出コード:1(スーパーでの食料品)
金額コード:5,000 (単純に金額を記載)
【フードコートの場合】
日付コード:28
帰属コード:1(家族のための支出)
支出コード:4(レストラン等の外食)
金額コード:2,000(単純に金額を記載)
日付のコードと金額のコードは割愛しますが、
私として使用している「誰が」を示す帰属コードと、「何に」を示すコードは以下の通りです。
【帰属コード】
1:家族
2:自分
3:奥さん
4:子供
【支出コード】(我が家の例ですので、適宜加工してください)
0:固定費(水光熱費・通信費・サプリの定期購入・子供の習い事とかも)
1:スーパーでの食料品
2:カフェ・コンビニ支出
3:パン屋・ケーキ屋での支出
4:レストラン等の外出
5:日用品(子供のおもちゃも含みます)
6:交通費(ガソリン、電車)
7:交際費(親戚への贈り物等)
8:美容・服飾
9:本・教養
我が家では支出コード1~4が食費にかかります。ありすぎ(笑)
もともと外食の多い家ですが、コンビニやカフェのお金もかさんでいたため、
自粛を兼ねてこの項目を作りました。
相方のレシートをストレスフリーでもらう工夫を。
家計簿をつけるときの障壁があるとすればもう1つ。
それは、配偶者、相方になるパパ、ママのレシートを出してもらうことです。
人は基本、自分のプライベートには干渉されたくありません。
ですから、家計簿をつけるために「レシートを出して」と言ってもなかなかもらえません。
オススメは、第三者的な存在(共有レシート入れとか)を作り、そこにいれてもらいましょう。
我が家では奥さんと共有のレシートを作り、
毎日レシートを放り投げるだけにしてます。
家計簿継続は「楽して、簡単で続くこと」がキーになります。
いくら装飾の施された立派な家計簿を買おうと、目的である家計の改善を達成できなけれ意味がありません。
数字の羅列を楽して作って、集計と分析に力を注ぐ。
これが家計改善の最短ルートだと思います。
綺麗、楽しくなる家計簿は、買わせるため仕組まれたものだと思います。
家計は千差万別であり、個々にカスタマイズが必要で、
そのために必要なものは数字の羅列で、
如何に労せずして情報を作るか が大事じゃないかなと思います。
是非、自分なりの家計、自分だけの家計簿を作ってみてください。