「イクメン」って何だ!? ~④パパが攻めるべき家事とは~
前回は、奥さんを休ませるためにできる第一歩として、
一人のお風呂時間(しかも一番風呂)を あげようと言う内容でした。
今回は、お風呂以外にパパができること、やってママに感謝されることを書きたいと思います。
イクメンの「タブー」って何だ?
よく、優しいパパが家事を手伝おうとしても、
奥さんから相当なダメ出しをくらい、
やる気が失せたという話を聞きます。
昔の私もそうでしたが、タブー(ママには感謝されず、それどころかダメ出しをくらう)行動を知らなかったためです。
世にいう家事は、料理、洗濯、掃除であり、
料理なんて簡単にやれそうで、それでもって
「家で料理やってる」と言うと、世間では立派なイクメンになれます。
ただ、それは世間的にもてはやされるだけな例がすごく多いんじゃないでしょうか?
ママから見たとき、パパが料理をすることに対して、
「手間が省けた、家事を分担してくれた 」と感じてくれているか、
不満はないか、今一度聞いてみて欲しいと思います。
パパが料理することで起きるママの不満足
普段料理をしないパパが、キッチンに立つと、こんな不満がこぼれます。
①自分の作りたいものしか作らない(副菜は無視、栄養バランス無視)
②調理具の扱いが雑
③調理後の台所が汚すぎる
④皿洗いを逃げる
これ以外にも、ダメ出しのポイントはいくつもあり、
パパが料理することにママは満足できないどころか、逆に迷惑→ダメ出し連発→モチベーションダウン という結果になってしまいます。
それでも料理をしたい、みんなにふるまってあげたいという場合は、
①消化したい食材を確認(賞味期限の近いものから)
②メイン料理だけでなく、副菜、汁物も作る(栄養バランスを整える)
③調理器具の使い方はママに細かく確認
④お皿洗い→生ゴミ処理までやって料理は終了
が基本になります。
ですので、料理は大変ハードルが高いと認識してください。
相手の土俵で戦わない
思うに、パパはそんなにハイスペックである必要があるのでしょうか?
料理や洗濯は、ママに普段やってもらっているため、ママの家事レベルが相当高い状態です。
そこで同じことをやろうとしても、ママの不満を買うだけとなります。
ですので、お勧めしたいのは、「ママが苦手とする家事」を進んでやること です。
ママが苦手→高いレベルは求められない→パパがやると喜ばれる
このような結果になり、ママの満足度がアップします。
では、ママが苦手な家事ってなんでしょうか?
それは、風呂掃除・トイレ掃除・キッチンの排水溝掃除等、
汚くて、触れづらい場所の掃除です。
お風呂はバスタブだけでなく、天井の拭き掃除、床もタワシ磨きをして、排水溝も綺麗にする、
トイレは便器の掃除以外に、トイレ全体の拭き掃除+芳香剤の設置、
キッチン排水溝は、使用済み歯磨きを使ってゴシゴシ擦る
それ以外にも、ゴミ箱の掃除や洗面所の排水溝掃除など、
ママが触れたくない部分の掃除を進んでやると良いのではないでしょうか。
スポーツやゲームで培った、「弱い部分を攻める!」というのが、まさにこれかと思います。
その後に、料理のスキルを徐々に上げていって(最初は朝ごはん調理がお勧めです)
料理も、洗濯も手伝えるハイスペックなパパを目指してはどうかと思います。
地味だけど、効果は抜群です。ママが手を出しづらい部分をフォローするつもりで取り組んでみてください。