赤字家計の改善はいつから始める?~給料日から始める家計簿とは。
5月下旬。ボーナス前なのか、赤字家計に苦しんでいる後輩(32歳、妻子持ち)がいます。
平均は超えている年収。それでも恒常的に赤字な彼の家計。
なんとかしたいという後輩のために、何度でもやり直しができるよう、
給料日が来る度に取り組んでもらいたいことを書いてみました。
まだ伝えてませんが。。
1.スタートを切るべきは月初1日ではなく給料日を。
家計簿は人が書きます。律儀に1日~月末を書く人が多分に多いかと思いますが、
僕はおススメしません。
おススメするは、「テンションの高い給料日がスタート地点」です。
ボーナス支給日がテンションMAXですが、
月単位で管理する方が、年中行事(帰省、誕生日など)の支出傾向が把握しやすく、
改善のチャンスも多数到来します。
逆に1日から始めると、平日だったり休日や連休だったりと、不安定な要素が多いです。
2.区切りは1週間。「月曜~日曜」の単位で区切って書こう。
ここでは平日勤務、土日休みのサラリーマン家計を想定していますが、
家族の行動は、大抵、1週間サイクルです。
平日は仕事、学校または幼稚園。休日は家族で買い物やお出かけ。
このような家庭が比較的多いのではないでしょうか。
我が家は休みの土日に集中して買い物をするため、1週間の締めを土日でやってます。
2日あれば、慣れない家計簿でも、心を落ち着かせて家計簿を作る時間を取れますし、
レシートには出てこないクレジットカード支払い明細の確認、銀行引き落としの確認も可能です。
週次で区切ると、月次に家計簿を締める負荷がかなり減ります。
家計簿を続けるには、極力負荷を少なくする(楽をする)ことがとても重要です。
3.見える支出、見えない支出を押さえよう。
家計簿をつける工夫は、細かく書きすぎないこと。
一方で、大事な支出を落とさないように記載することも工夫の一つです。
その2つを両立させる方法としては以下3つのステップがおススメです。
1.レシート1つに対して、家計簿は1行(細かくしすぎない)を書く。
2.クレジットカードをチェックする。
3.銀行口座の自動引き落としをチェックする。
世の中は大変便利で、決済手段が多様化しています。
一方で、何にいくら使ったかが分かりづらく、引き落とされて初めて気が付く
といった現象が起きやすくなっています。
最近では、マネーフォワードをはじめとする便利な家計ツールが
できていますが、僕としてはノートに手書きが最もおススメです。
ノートに書くと、何の支出だったのか一通りわかりますし、
改善のフェーズになったら、何から手を付けるべきかがボンヤリとわかります。
家計簿ツールは備忘的なものにして、メインは自分の手書きノートにしましょう。
僕は別の記事で100円ノートとかでもいいとか言っておいて、
MIDORIのA5方眼ノート(1,000円弱)を使ってます!笑
でも、40行程度あるので、1週間分を書ききることができてストレスなく書けます。
自分の家計簿ノート。字が汚い、修正だらけです。。
右側に貼り付けてるのがコード表(詳細バージョン)。こんなでも11年続けてます。
4.支払時の決済手段も補記しておくと便利!
銀行の自動引き落としなら固定費が多く、通帳記帳をすれば傾向がつかめます。
クレジットカード履歴は、自分がつけたレシートの検証にもなるため、
レシートの支出を家計簿に書くときは、決済手段(現金なのかカードなのか)も
併せて記載することがおススメです。
我が家では、決済手段までコード化しています。
0:現金支出、銀行引き落とし(家計簿に書くときは0とは書かずブランク)
1:奥さんに持たせている自分のクレジット家族カード(JCBゴールドカード)
2:自分のクレジットカード(SPGアメックスカード)
3:その他のクレジットカード(ANAスーパーフライヤーズコールドカード等)
1のJCBゴールドカードについては、ゆくゆくJCBのブラックカード「THE CLASS」
を所持するために。
2のSPGアメックスカードは、年に数回ある家族旅行のホテル代を節約するために。
ANAマイルは決済しなくても毎月1万~1.5万マイル(8万円~12万円相当)貯まるため、野放しにしてます。。
まとめ:2018年5月25日が給料日だったらこんな家計簿になる~
話が長くなりましたが、今月の25日が給料日だった場合の家計簿の要素をまとめてみます。
・5月25日(金)が家計簿の起算日。締めは6月24日(日)
・週次計算は①5月25日~27日(3日間)と②月曜~日曜を4セット(ちょうど締めの6月24日が日曜日)
・家計簿はノートに手書き(40行程度書けるノートだと1週間分のレシートが書けます)
・1つのレシートで1行(コード化した数値)の家計簿を書きましょう
・現金支出か、クレジット支払なのかを家計簿に補記しましょう。
・クレジットカードの明細、銀行通帳の記帳で過去の支出に漏れがないかチェックしよう。
家計簿をつける作業は地味です。
ですから、なるべくエネルギーをかけず、テンションを落とさず続けて欲しいです。
本来見直すべき無駄遣いを野放しにしていることこそ、勿体ないことはないと思います。
一度書いてみて、途中で挫折しても給料日が来る度に復活できるよう設定した方法です。
皆様の家計に貢献できる情報が1つでもあれば幸いです。