3児のパパは何時に帰る!?

30代後半、3児のパパ。証券アナリスト資格を持ち、脱社畜を目指して節約に励むも、旅行大好き、ディズニー大好きなママ、子供達の前では財布がゆるみ、七転八倒の日々を送ります!

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(準備編)SFC修行をやるための手順書を作ってみました。

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ANA スーパーフライヤーズカード(通称SFC

 

一度取得すれば、カード年会費を支払う限りANAの上級会員資格を保つことができる

ANAスーパーフライヤーズカード。(写真はゴールドカードです)

 

その効果は絶大で、空港内に入ってから飛行機内に入るまでVIP待遇が続きます。

 

 

SFCホルダーが空港内で受けられる恩恵

 

・チェックイン時:一般枠ではない、優先カウンターの利用が可能

(お盆、正月は激混みなのでありがたいです)

 

・保安検査場通過後:ANA専用ラウンジが使用可能

(クレジットカードのラウンジとは違う、専用ラウンジです)

 

・搭乗時:一般枠よりも優先して機内に入場できる

(混雑の中で待つ必要はありません)

 

そして、一番恩恵を受けられるのは

 

特典航空券の優先取得が可能 

(一般開放よりも数時間早く特典航空券を取得できます)

 

 

私なぞは、地方出身者で東京に住んでいることもあるため、

超混雑するお盆、お正月には、羽田から地方空港へ

家族を連れて帰らねばならず、

経済的負担、身体的負担からも

喉から手が出るほど欲しいものでした。 

 

一方で、SFCホルダーになるための資格は限定されています。

 

飛行機に乗らなければ貯まらないフライトポイント(プレミアムポイント)を、

期間内(1月~12月)に50,000p取得した人だけが手にすることができるものです。

 

そんな条件を満たす必要があるため、

SFC取得を目指し、ただひたすらに飛行機に乗りまくる、

いわゆる「修行僧」が世に輩出され跋扈することもまた事実。

 

この修行僧の中には、飛行機旅行が好きな方はもちろん、

愛する(?)妻のため、わが子のため、敢えての修行(苦行?)に

挑むパパもいます。それが私でした。

  

2016年12月にハワイ旅行をした後、SFCの存在を知った後にマイルを貯め、

2017年12月に弾丸SFC修行を決行。2018年1月にプラチナステータスカードとSFCを取得しました。

 

これからSFC保持者になるべく意を決した方、

または、決断できないまでも、今後検討したい方には是非見てほしいです。

 

自分が思っていたSFC取得のための手順、難度は想像以上に違っていました。

難度をC~Sに分け、重要なものから順に記載したいと思います。

 

 

手順1、SFC修行の原資(軍資金)を確保する(50万円~60万円分) 難易度A

 

飛行機に乗るために必要なのは何でしょう?

 

それは航空券を買うお金です。「先立つもの」は必要ですね!

 

相場は大体、50万円~60万円くらい。

節約のみを考えれば、40万円でなんとか修行できますが、

その分、安い飛行機に何度も乗ることが必要ですので、

目途としては50万円でしょう。

60万円もあれば余裕のある便を組むことが可能です。

 

ただし、すべて現金で揃える必要はありません。

 

実は、飛行機修行者が使っている手段には、別のルートがあります。

 

航空チケットは現金の他、ANAスカイコインというポイントによって賄うことが可能です。

そしてスカイコインは、マイルから移行可能なので、マイルを持っていれば賄えます。

マイルは飛行機に乗ったり、ANAのクレカ支払いをしたり、ポイントサイトでマイルを貯めたりして貯めます。

 

自分の場合は、

①既存保持120,000マイル    →192,000円分のスカイコイン

②ポイントサイトで貯めた82,170マイル →131,472円分のスカイコイン

ANAクレカ、SPGクレカ使用で100,376マイル →160,601スカイコイン

合計484,073円分のスカイコインを貯めて、飛行機修行を行いました。

 

※沖縄ー羽田間を往復しまくったので、別途、宿泊費がかかりました。

 

 

手順2、家族の許可を得ることができるか? 難易度 B→S

 

実はこれが、なかなか難しい問題です。

 

飛行機に乗るためには、お金の他に時間が必要です。(これまた当たり前ですが・・)

 

なぜ、敢えてこんなことを言うかというと、自分だけが飛行機に乗るために、

数日、あるいは長期で不在にすることに家族の了解を得る必要があります。

 

例えば、奥さんにANA上級会員資格のメリットを説明できたとしても、

「そこまでお金と時間をかけてまでやるべきことなの!?」

と、奥さんからの反論を受けた後、抗弁できなければそこで試合終了です。

自腹で「50万円もかかる」なんてストレートに言ってしまえば、

それはもうビックリするでしょう。

そんなやり取りを防止するには、手順1にあるスカイコインを大量に貯めておいて、

「実はスカイコインで飛行機代は賄える。現金支出は●●円だけだよ」

というと、奥さんの目の色もかなり和らぎます。

もちろん、自分が楽しむのではなく、家族で楽しく旅行をするためと、

真摯に説く必要がありますので、その情熱も余すことなく伝えましょう。

 

ただ、そこで許可をもらえたら終了 と思ったら大間違いです。

 

 

特に、小さい子供がいるパパは要注意です。

 

1つ、私から質問を投げかけたいと思います。

 

「あなたのフライトの当日、奥さん、または子供が病気になったらどうするか?」

 

というものです。

 

しょうがなく当日キャンセルし、フライトポイントと投下原資を諦めるか?

または意を決してフライトを断行するか?

 

家族のために修行するという大義からすれば、

諦めて看病すべきでしょうが、

経済的損失が大きすぎますし、

12月までにフライトポイントを貯めなければアウトです。

とは言っても、修行を断行すると奥さんの心証を著しく害することになります。

まさに「踏み絵」のような状況に陥るリスクを取るのも、フライト修行の注意点かと思います。

 

ちなみに私が取った行動は、

「家族を実家に送った後、集中的にフライト修行する」でした。

※その結果、12月末の弾丸修行になって大変な思いをしました。。 

 

フライト当日、イレギュラーな事態に陥った場合の対応策も考えましょう。

アドバイスするとしたら、SFC修行は9月~10月末で組むことをおススメします。

(10月~12月で予備の日程を押さえなければならないため)

 

 

3、競合の修行者を排して航路・フライト日程を組む 難易度 B→C

 

フライトポイントは、「フライト区間」と「座席のグレード」に応じて配点されます。

例えば東京ー沖縄間、プレミアム旅割だと、1フライトで2860p(2017年度)です。

沖縄や北海道を行き来する方が効率と言えますが、

自分と同じくフライト修行する人間は結構いるし、

沖縄や北海道などはそもそも観光客が多いため、

土日や連休、夏休み、年末シーズンなどは日程の確保が意外と大変です。

理想的なプランを立てたのに実行できなければ意味がありません。

 

一方で、競合する修行者がたくさんいることを逆手に取った行動も可能です。

例えば、往路はプレミアム旅割を取れたが、復路が取れなかった(普通の旅割)場合。

「キャンセル手数料を取られる日の直前」にチャンスが到来します。

プレミアム旅割は、結構な量を自分と同じ修行者が押さえていますが、

先に座席だけ押さえておいて、無理そうなら手数料発生前にキャンセルするケースがまぁまぁあります。

もちろん、キャンセルが発生しないケースもありますが、

私の場合は、取れなかったフライト4つの内、4つともこの方法でプレミアム旅割を確保できました(普通の旅割りキャンセルの手数料800円程度はかかりましたが)

ですので、プレミアム旅割が取れなかったとしても、まだチャンスがあることを忘れないでください。

 

航路は主に3パターンあります。

①単純往復(A→B→A)

②三角飛び(A→B→C→A)

③海外ワンタッチ(沖縄ワンタッチも合わせて行うケースが多いです)

 (A→沖縄→成田とか→海外→成田とか→沖縄→A)

 

①→②→③に行くに連れて獲得できるポイントが膨らみますが、

それぞれにメリット、デメリットがあります。

 

①メリット

身体の負担が少ない。宿泊不要。飛行機の遅延があっても復路が自動的に遅延

①デメリット

面白みがない。同じCAさんと出くわすので自分が修行僧だとバレるし機内で逃げられない

 

②メリット

宿泊不要。同じCAさんに出くわさない。1日で大量のフライトポイント取得が可能

②デメリット

飛行機の乗り継ぎが間に合わないリスク大。天候不順による遅延・欠航リスクを負う。

 

③メリット

一度に大量のマイルが獲得可能で効率的。国際線だから非日常感があって面白い。

③デメリット

身体の負担が重い。宿泊を要するため別の出費が必要。

便が一つでも遅れれば全損のリスクあり。土日どころか3日くらい必要。

 

私の場合は出張で貯まったフライトポイント7,200pと

①名古屋→石垣→名古屋 の単純往復

②名古屋→成田→那覇 の三角飛び

①×3 那覇→羽田→那覇→羽田→那覇 の単純往復2セットを3日連続

で50,000p達成しました!

 

ざっと記載しましたが、準備編はこんなものかと思います。

ややボリューミーですが、準備編と実践編(搭乗時)に分けたいのでここまで書きました。

 

 

次回は実践編を記載したいと思います。

 

 【はじめてお越しいただいた方へ】

このブログをご参照いただきありがとうございます。

当ブログの簡単な紹介記事をリンクしますので、よろしければお立ち寄りください。

www.3children-papa.com