確定申告ってムズカシイ!?①~サラリーマン世帯でも絶対やるべきだぞ!
春の息吹を感じる今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか?
最近の自分はというと①期末の追い込み②子供1の卒園→小学校入学③子供2の幼稚園入園④子供3(8か月)の涎がすごい ④3月末の引越し業者が見つからない のコンボで、毎日が大忙しでございます。(④はどうでもよかった・・)
そんな中でも忘れてはいけないのが確定申告。
文字通り、オカミに対して自分の所得を明らかにして、納税額を申告、納付する行為です。
会社勤めであれば、人事部、総務部さんが代わりに「源泉徴収」をしてくれているので、
わざわざ自身でやる必要はありません。あくまで任意の人が多いと思います。
ただ、確定申告をする人、しない人では、将来的に大きな差が出てくる可能性を持っています。
私自身、住んでたマンションを転勤で貸すことになったことから、
イヤイヤ始めた確定申告ですが、後になって思うと若いうちに始めることができて
本当に良かったと思います。
今回で確定申告4年目となり、受付開始3日目で既に確定申告を書き終わってます。
私の場合は①プチ「不動産投資」に変わったマンションの家賃収入
② 20万円強のふるさと納税
③ 妻の出産(第3子)による医療費控除適用:20万円弱
④ ちょっとした資産運用(ドル、ユーロの積み立てで5万円の利益)が
今回の申告メニューです。
個人的見解が多分に入りますが、確定申告のハードルの低さや、メリットを以下に記載したいと思います。
1.サラリーマンの確定申告は10分程度で終わります。基本コピペ。
申告書は国税局のホームページからダウンロードできます。
給与所得のみのサラリーマンであれば、簡易的な「A表」で十分です。
あとは、12月や1月に会社からもらう「源泉徴収票」と、「生命保険からの支払証明書」を用意して、
記載例を見ながらてきとうに入力していきましょう。多分10分~15分程度で終わります。
2.最大のメリットは、「見えない世界が見えるようになる」こと。
「わざわざ手間をかけて、そんなことをやる意味はあるのか?」
ということをよく聞きますが、あります。
それは「自分達の収入がいくらで、税金がいくらで、手取りがいくらか」
という、家計の元となる全体像が数字として具体化されることです。
具現化されてどんなメリットがあるのか?というと、「今はメリットないが、これからとても重要になってくる」とお返しします。
今後、昇進や副業等で収入が上がれば、加速度的に税金を取られることに気づけます。
しかも、税金が上がるだけでなく、子供手当てや高校の授業料補助が大幅減額されるなど、税金や補助の仕組みに気付けるか気づけないかで、大きな損得につながります。
「年収1000万円」という言葉は、ある種サラリーマンのゴールの1つでもありますが、
実際は、年収1000万円に近付けば近づくほど(多分ですが年収1200万円あたりが一番ひどい)税金は増え、補助は剥がされます。
①社会保険料に加え所得税、住民税は取られるわ、②子供手当ては60%以上カット、③高校の授業料補助の所得制限にひっかかるなど、
年収は増えたのに、実質的な手取りはマイナス、といった話がリアルに起きてきます。
そんなとき、「なんだか頑張ったのに実感が出ない」という感覚が生まれますが、
実はそれは正しい感覚であって、「実は手取りが減っている現象」が起きています。
頑張って年収増やしたのに損する、手取りベースでは貧乏になっているという
現象を食い止めるには、若いうちから、収入ー税金=手取り の数字を
正確に読み取り、「年収」ではなく「手取りの最大化」を図るべきだと思います。
これから昇進、昇格によって会社内の地位や責任が大きくなる方、
共働きで世帯年収を上げて、楽しい暮らしをしようと考えている方、
副業で豊かな生活を目指して努力している方には、おススメかと思います。
業界用語でいえば「ファイナンシャル・リテラシー」を付ける機会となりますが、
普段意識していないけど、将来的に重要になってくる「税金」に意識を向ける
いい機会だと思います。