家計簿はパパが主導!?⑨ 固定費はクレジット、変動費はとにかく現金払い!
前回では、家計の支出は3つの属性に分かれ、
①現金支出、②クレジット支出、③銀行引落しを考えないといけないと記載しました。
では、上の3つをコントロールするには、何を、どうすれば良いのでしょうか?
1.固定費は、可能な限りクレジットカード払いを。
生活費のうち、水光熱費、情報通信費(携帯、ネット接続、新聞)、生命保険(我が家は年30万円の学資保険も)など、固定支出はクレジットカード払いをお勧めします。
理由は明白です。
1.使いすぎが起こらないこと、 2.クレジットカードのポイントがもらえること です。
固定費個々の金額は、月額3,000円~1万円と大したことないものが多いです。
ただ、固定費勘定をすべてクレカ払いにすると、バカにならない金額になります。
水光熱費が月額2万、通信費が月額2万円、生命保険が月額1万円だと、
合計すると月額5万円、年額だと60万円にも上ります。
1%の還元率を持つクレジットカードであれば、何もしないで6,000円の恩恵を
受けられます。
そしてさらに、たった1%のポイント還元でも、そのポイント自体に付加価値がある場合があります。
我が家はANAマイルで還元率を考えますが、
考え方によっては、1%のマイル➡️8%の円貨(日本→ハワイのビジネスクラス換算)になりうるため、固定費は可能な限りクレカ払いです。
私は固定費をSPGカードというマイナーな(マイラーの世界ではメジャーな)カードで払っていますが、マイルが貯まるカードやイオンカードなどもお勧めです。
2、変動費(普段使い)はとにかく現金で!
この記事の目的は、お金の使い方が消費、浪費、投資に分かれており、
できるだけ浪費を無くし、投資に振り向けてもらうために書いてます。
その要となる行動は、食費(外食含む)や衣料品、交際費などは全て現金払いに変えてしまうことです。
理由は買い過ぎをなくすことです。
クレジットカードがあることで、どれだけ支出のハードルが下がっているかを今一度考えてみてください。
衣類など大きな買い物はもちろんですが、
ショッピングモールなどで遭遇する、フレッシュジュースや
プレミアムアイスといった、ちょっと贅沢なものを指摘したいと思います。
現金しか使わない場合、その対価が目の前で無くなるため、「ちょっと高くないか?」といった感情が働きますが、
クレジットカードの場合、「まぁ、ポイントも貯まるしお得だよね」に切り替わってしまいます。
そして、次の月にクレジットカードの引き落としが起きるタイミングでは、
「なんでこんなに多く使ったんだろう?」となってしまいます。
ショッピングセンターには、自分含め多くの消費者がお世話になってる一方、
必要なもの以外を巧みに買わされるという、マーケティングの標的にもされています。
それを「ポイントが貯まる」というレトリックで、支出の流れを変えられて、
不要なもの、ちょっと高いものでも、ポイントが溜まるからいいよね。という風になってしまいます。
自分はもちろん、奥さんの出費についても、なるべく現金決済に変更しましょう。
抵抗があれば「とりあえず3週間、1ヶ月だけお試しで。」といって暫定的な扱いを取りましょう。
これができれば、意外にもショッピングセンターやコンビニでの支出が多いことが分かり、浪費を抑えられます。
1と2、これを守ることで、うやむやに使っていたお金がかなり見える化され、自分の家計の傾向がはっきりします。
我が家での支出は妻のクレカ払いが特に大きく、毎週3万円の現金支給に替えた所、現金の
減り方が早すぎて妻がドン引きしてました笑
自分で使ったのに、「こんなのあり得ない!」と。
無意識につかってしまうお金ほど、無駄なものはありませんね。
3、銀行引落としは、給与口座と支出口座を敢えて分けよう!
上段の1と2で浪費をなくす処方は大体終わりですが、
余裕があれば銀行引落とし(固定費、クレジットカード)の口座は、給与口座とは別にすることをお勧めします。
そうすれば、今まで気にしていなかったクレジットカードの金額や、固定費がいくらで、
銀行にいつ、いくら残しておかないといけないかという意識が働きます。
そうすれば、「無駄な支出はないか?」という意識が自然と働いてきます。
パパが得意とするのは、サラリーマン生活で鍛えている仕組み化&メンテナンス(PDCA)です。
是非、お金をコントロールする仕組みを作り、メンテナンスを重ねて、自分の納得できるスタイルを作ってみてください。
そして、無駄なお金の排除→自己投資資金の確保のフェーズに移ることができたら、
いよいよ「消費」から「自己投資」に振り分けるチャンスが到来します。