夫婦がホッとできる時間へ。
「ママとゆっくり話せる時間、過ごせる時間はありますか?」
こう聞かれて、Yesとハッキリ応えられるパパは、一体何人いらっしゃるでしょうか。
休日はゆっくりできてる?
休日は、平日の疲れを癒すための日。でも、ホントにそうでしょうか?
世の中はそんなにシンプルなものではありません。
土曜の朝は、平日の疲れが溜まってグッタリ。
奥さんから洗濯ものを出してと催促され、子供のエンドレス朝食の監視役を
目をこすりながらこなし、ソファーに座れば掃除機の邪魔だと怒られる。
昼は日用品、食料品の買い出しにスーパーやショッピングセンターで
子供を追いかけまわし、夜は子供とお風呂。布団で一緒に寝落ちすることもしばしば。
眠気を振り切って、リビングにいくと、凄惨なおもちゃの荒れ模様が。
日曜日は体力が戻ってきて、子供と遊ぶ。家事もそれなりに手伝う。
ようやく自分のペースが戻ってきた所で、サザエさんタイム突入でテンションが下がる。
こんな週末を、幾度繰り返したのだろうか。
今週も何もできなかったのかという気持ちが自分を責めてきます。あぁ無情、あぁリア充。
夫婦の時間は作るもの。
平日で夫婦が会話できる時間は、ほとんどないと考えていいのではないでしょうか。
会話するとしても、事務的なやりとりか、今日の子供の出来事など、軽い話がほとんどだと思います。
宿泊を伴う旅行の計画や、子供の育て方や、家族の在りたい姿など、
互いの意見を出し合って、調整して、実行するような時間は、
普段会話をしないだけに、なかなか作ることができません。
土日に話そうとしても、自分も相手も話を聞く余裕はなく、かなりハードルが高い状態にあると思います。
今回はそのネックを外し、奥さんとリラックスしながら、家族のことを話せる時間・空間を作る方法を考えたいと思います。
夫婦の時間を妨げるモノ
夫婦時間の創出を妨げる要因は3つあると思います。
1:そもそも夫婦2人だけが起きている時間が少ない
2:時間があっても大量の家事が残っている
3:普段会話をしないので、リラックスできない、会話のネタがない
1は、よくあると思います。自分が寝落ちしたり、子供が興奮して寝なかったり、昼寝が長すぎて覚醒してたり。
2は、子供が寝た後、パパはソファーに座ってテレビを見ているのに、ママは無言で片づけをしていたり、キッチンで洗い物をしたりという状況です。これが続いているうちは、夫婦の会話は成り立たないと考えた方がいいかもしれません。
3は2の延長かもしれませんが、家事が終わった後も、無言でスマホを見ていたり、2人が別々の事をやったりして、そのまま時間が過ぎていくパターンです。
夫婦の最初のミッションは「子供を早く寝かせる」こと
まずは、物理的に夫婦の時間を作らなければなりません。
特に「子供を早く眠らせること」をお勧めします。
そのためには休日の朝から活動的に動く必要があると思います。
我が家の場合は、土曜の朝も7時に起き、
パパが朝の料理と子供の朝食監督。終わったらゴミ収集と掃除機、風呂・トイレ掃除。
ママは溜めた衣類の洗濯を4回分、合間に冷蔵庫の整理と買い物メモの作成。
大体、朝10時頃に家事が一通り終わり、外へお出かけ。
ショッピングセンターでママを下ろし、パパは子供と一緒に公園か児童センター、水族館に行きます。
※ママは普段、子供を連れて買い物するときは、モノを選んでいる余裕などありません。
子供との追いかけっこにエネルギーの大半を消耗するため、買い物すら自由にできていないと考えた方がいいと思います。
そんなママにゆっくり買い物をさせてあげる時間を、パパはアシストすべきだと思います。
「休日くらいゆっくりしたい」は、パパよりママの方が強く思っているはずです。
一方、パパは子供と公園にいって、できるだけ他の子と一緒に遊んで、社交性を
付けてあげるといいと思います。自分一人とガチで遊んでると疲れますし。。
たくさん子供を遊ばせて、子供と昼ごはんを食べます。ママは一人のランチ時間を堪能します。
その後、ママを迎えにいくといって車に乗ると、たいてい子供は昼寝に入ります。
早めに昼寝をすれば、機嫌も良いし、夕方グズらないため、晩御飯がスムーズに作れます。
そして、17時30分頃には晩御飯を食べ始め、18時30分には入浴。入浴中に、残りの家事を全部やってしまって、19時に子供と布団へ。19時30分、遅くとも20時には子供は寝てしまいます。
平日の1~1.5時間くらい早いタイミングで子供を寝かせることができれば、
身体が元気な状態で、夜の自由時間を確保できます。
夫婦の時間の始まりは、「何か温かい飲み物を」
子供が寝て、家事が終わっていたら、最後に夫婦の会話をする環境作りが必要です。
お勧めは、ホットコーヒー、ホットティー、ホットミルクなど、「温かい飲み物を一緒に飲むこと」です。
温かい飲み物は、心がリラックスすることと、飲むのに時間がかかります。
冷たい飲み物だとすぐに飲めちゃいますが、必然的に、激しい動きができません。
動きがスローになり、飲むこと以外の行動が制限されます。
そこで、旅行や家族の話をすると、緩い空気の中で会話ができる状態が生まれます。
始めは違和感を覚えると思いますが、休日の夜、静寂の中で、2人だけの空間が、
どれだけ非日常であるかに気付けるのではないでしょうか。
①子供を早く寝かせる、②家事を終わらせておく、③最後に温かい飲み物を一緒に飲む
我が家では、寝かしつけはママが行うため、パパが③用にポットでお湯を沸かしておく役を担っております。
一度でもいいので、是非実践してほしいと思います。