「イクメン」って何だ!?② ~パパを準備する~
前回は、「イクメン」という言葉ができた理由と、
奥さんから見たイクメン、世間から見たイクメンとは定義が異なり、ハードルも違うことを書きました。
今回は、イクメンとなるべきパパの準備について書いてみたいと思います。
イクメンって、いつ休んだらいいんだ?
世に言うイクメンは、平日はバリバリ仕事をこなし、
土日は子供と遊び、奥さんに替わって家事をこなし、
まさに、元気ハツラツのスーパーマンです。
そんなスーパーマンでもない、普通のパパっていつ休んだらいいんでしょうか?
平日は朝から夜まで仕事で疲れ、
土日に重たい身体を動かして家事をして、
ソファーでぐったりしていると奥さんから煙たがられ、ため息が出てしまう
そんな報われない気持ちが、
土日の方がむしろ疲れる と言った体験をされた方は多いんじゃないかと思います。
自分自身もいろいろ悩んで、失敗して、試行錯誤する中で、ある割り切りができました。
そして、憂鬱な土日に対して、少し気持ちが楽になれました。
奥さんは24時間体制の保育士。働いていたらなお激務。
土日は、パパが「休むべき時間」ではなく、「活躍すべき時間」である。
多くのサラリーマンにとって、土日は休みです。(当たり前です。。)
ただ、それは世間的な定義であるだけで、
パパには「家事・育児」という重大なワークが待っていると考えた方が良いのではないかと思います。
多分ですが、
パパが、「土日だけでも休みたい」と言う気持ちと、
奥さんが、「パパが居る時(土日)だけでも休みたい」と言う気持ちとでは、
100倍くらい奥さんの方が強いと思います。
この言葉に疑問を持たれた、小さな子供のいるパパは、
是非とも2、3日、奥さんの手助けを借りることなく、
朝食→洗濯→掃除→子供の遊びに付き合う→昼御飯→買い物→風呂準備→夜ご飯→お風呂→寝かし付けをやってみてください。
僕は、奥さんが胃腸炎で入院→1日だけやって、グロッキーでした。
特に、「夜に何度も起こされる」は決定的なダメージになります。
睡眠不足になる→理性的な考え方ができない、体調が崩れる、感情的になる というループがあります。
お分かりだと思いますが、睡眠不足からくるストレスはすごいと思います。
お子さんと一緒に寝ていらっしゃる家庭も多いと思いますが、
奥さんに別の部屋に寝てもらい、一対一、または一対二で取り組んでみましょう。
仕事なら、やりがいや昇進、給料アップがありますが、
報われない、しかも乳幼児に泣きじゃくられての寝不足は深刻なダメージを確実に与えます。
先ほどの話に戻りますが、
そんな夜泣きに付き合わされて、毎日のように寝不足、体調不良を抱えている奥さんからみて、
自分だけ家事を手伝った気になって、ソファーで休憩するパパは、大変ガッカリです。
それでも、パパも頑張ってるだろうから、小言も言わないようにしよう というのが奥さんの行動のようです。
だから、土日は家事・育児を奥さんに期待されていることを自覚して、
子どもが寝付くまで全力でパパをやってみてください。きっと、奥さんの見方が変わってきます。
全力で家事をして、子供の相手をして、夜、子供が寝付いて、初めて夫婦で休憩が取れる そんな姿を想像して、行動してほしいと思います。
奥さんのパパへの見方が変わるだけでなく、寝かしつけた後に、互いに「お疲れ様」と言い合える関係になれると思います。
子育て=孤育て と言われますが、それは、土日にパパが機能不全になっているケースが多いんじゃないかと思います。
パパが「パパを準備する」って何だ?
上段で土日に対する意識の持ち方について書きましたが、
具体的に、どのようにすれば実現できるのでしょうか?
平日は会社の兵士として、
土日はパパとして全力疾走しなければなりません。
なおかつ、パパには「体調を崩してはならない」という戒律まであります。
風邪を引いたことのあるパパなら分かると思いますが、
体調を崩して会社を休むパパにはひどい仕打ちがあります。
決して怠けている訳でもないのに、
会社からは「タルんでいる」「気合いが足りない」と言われ、
家で休んでいると、「子供以上に世話が焼ける」と言われるならまだしも、
小さい我が子が近づかないようバイキンマン扱いをされる という、
リアルに泣ける状態になります。
パパは家族のために、定年まで気の遠くなる社畜マラソンをしてなお、
土日は奥さんにガッカリされる。
これは、余程のドMさんでないかぎりお勧めできません。
ですから、 まずは「健康なパパになる」ことを意識してもらいたいです。
具体的には、
①金曜日は飲まない、またはビール一杯のみ
②2日に1回は、食後、入浴後にヨーグルトと白湯を同時に摂取する(できれば毎日)
③とりあえず毎日腹筋10回する
④朝の起き抜けも白湯を飲む
⑤寝る前に座禅(または深呼吸、瞑想)
をお勧めしたいと思います。
特に、②、⑤はお勧めです。
簡単に注釈を入れると、
②は、身体の中を負担なく浄化させることができる
(冷たいヨーグルトは負担になるので、白湯で中和)
⑤は、忙しいサラリーマンが、短時間で精神をニュートラルにすることができる
(特に何か答えを出すものではない方が良いです)
サラリーマンはストレス過多ですが、
それをビールやバカ騒ぎで解消しようとしても、
余計に胃に負担がかかり、休日にグロッキーになります。
むしろ、土日に大事なプレゼン、商談が待っていると考えて、
コンディショニングに心がけてもらいたいと思います。
健康でないパパは、全力疾走できません。
休日にグッタリして、奥さんが呆れるパパにならないよう、
ご自身の健康に注意してもらいたいと思います。
敢えてこの記事を土曜日にアップしましたが、
これを見たみなさんの体調は、どうでしょうか?
できれば、土日は奥さんに替わって、
積極的に家事、育児に取り組んで欲しいと思って書いてみました。
結局、パパは休めない!?
先ほどまで、パパは健康で有れ、土日は全力で家事・育児をやれと記載しましたが、
このブログは、私のような不完全なサラリーマンが書いているものですから、
どこかで息抜きが必要となります。
土日は子供が寝付くまで全力疾走と書きましたが、
子供が寝るのは、夜だけではありません。
朝から子供を連れだして、全力で遊ばせて、一緒に昼寝をしましょう(笑)
そうすれば、昼寝=育児となります。奥さんもフリーになります。
また、平日の夜は、パパは仕事帰りにちょっとした時間ができます。
余りにも帰りが遅くなると奥さんからのクレームが入りますが、
平日の仕事帰りは、会社近くのカフェで10分~20分程度お茶をして、気分を変えましょう。
私の場合、仕事の終わりである金曜、休日の疲れが残っている月曜の夜は、
最寄りのカフェで30分程度、「放心タイム」を設けています(笑)
休日に、1人でカフェでゆっくりできるなら一番良いですが、
30分、カフェでゆっくりする時間は、奥さんにあげてください。
奥さんは24時間体制の家事・育児をやってるのだから、
土日に奥さんの休み時間を確保するため、平日のちょっとした時間をパパの休みに充てるべきだと思います。
試しに、ショッピングセンターなどで、奥さんと荷物をカフェに置いて、
小一時間程度、散策してみるといいかと思います。
まとめると、
①平日は10分~20分、仕事場近くのカフェ(家の近くでも良いですが、カフェの余韻が長く残る方が休んだ感がでます)で自分が休む
②休日の昼は、疲れが残っていれば、子供を全力で遊ばせて昼寝をする
③休日の夜は、子供を寝かしつけた後で休憩をとる
です。
パパが、休日に全力で家事・育児をこなせるよう、
積極的に健康になる、戦略的に休憩をとる ことが、何よりの始まりだと思います。
次回以降は、家事や育児の具体的な方法を記載したいと思います。